Billy's footnotes 💬 Day 219, 2025
🏳️ Cléo Faria
先々月の6月末(Day 178)にお伝えしたように、「21世紀に公開された映画の最高傑作の第1位」に選ばれたことで、あらためて注目を集め、話題になったので…という事情からかと察しますが…、
ポン・ジュノ監督がパク・ソダムたんを主演女優にして、「貧富の格差」をテーマに採りあげた韓国映画「パラサイト」(2019年)を、お母さんと一緒に…というのは、同映画は17歳未満は要保護者同伴の「R 指定」ですから、お家で観るにしても、13歳の女の子がひとりで鑑賞するのはよくないため、お母さん(↑)と一緒に観てみたところ、ショックを受けて、とても落ち着かない気持ちになってしまった…というクレオちゃんです。クレオちゃんとしては…、
テレビシリーズの魔女っ子の役をいつまでも続けられるわけもなく、いずれは大人向けの映画や、ドラマ、舞台にも出演し、演技者として認められたいから、そのためには…という考えかもしれませんが、もっとちゃんとした映画を観なければ…と思ったらしく、この夏休み…ではなくて、クレオちゃんが厚着のように南半球のブラジルは北半球の日本やアメリカとは季節が逆になりますから、冬休みには過去の90年代前後に封切られた名作や人気の映画をたくさん観ようと決めたそうです。そして、そうした過去の名作映画から学ぶ…の例外として、いまあらためて話題の「パラサイト」も観てみたわけですが…、
彼女は本職の女優だから…としても、13歳の中学2年生にあたるクレオちゃんですら、今どきのものより過去の優れた映画の作品から学んだほうが…と気づくわけですから、彼女と同世代の若いひとたちのみならず、とうてい映画やドラマの「作品」とは言えない「商品」「商材」あるいは「コンテンツ」に、うつつを抜かしている大人たちも自分の人生の貴重な時間を使って、何を観るべきなのか、「同じ話のくり返しの焼き直しの再販」よりも、むしろ過去の「オリジナル」を観たほうが…など、あらためて、映画やドラマを観ることの「意味」や「価値」を考えてみるほうがよいのかもしれませんね…。
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