Billy's footnotes 💬 Day 212, 2025
🏳️ American Sweatshop
Trailer for Uta Briesewitz's cyber thriller 'American Sweatshop' starring Lili Reinhart and Daniela Melchior.
Facebook とか YouTube の利用者からの「通報」を受けて、そのいわゆる「ポリシー違反」を指摘された写真や動画、文章の情報などが本当に良くないコンテンツなのか?!、実際に見聞きして、確認するモデレーターのひとたちって、ふつうなら目にしたくない醜悪とか残酷なものや、アタマおかしいとしか思えない書き込みなんかを見続けるため、仕事と言うよりは「拷問の責め苦」…
…みたいになっていくので当然、遅かれ早かれ精神を病んでしまい、下手すれば、ひととして立ち直れなくなることも…とハナからわかっているから、低賃金の「使い捨て」らしいよ…ソーシャル・メディアの大手って、どこも「ブラック企業」だよね…なんて、ウワサではなくて、実際にモデレーターのひとたちが起こした労災の訴訟などにもとづく「本当の話」を見聞きしたことがある…
…という映画通の方もいらっしゃるかと思いますが、そんなモデレーターの主人公デイジーの役をテレビシリーズ「リバーデイル」や「ハスラーズ」(2019年)などで知られるリリ・ラインハートが演じた「アメリカン・スウェットショップ」つまり「過酷な仕事だというのに、労働者を低賃金で酷使する搾取で、資本家の経営者たちだけが儲けて、肥え太っているアメリカのブラック企業」といった意味のタイトルがつけられたサイバー・スリラーのクライム映画が、予告編を初公開したので、チェックしておいてください。
ブラッド・アンダーソン監督の必見のユニークな恋愛映画「ワンダーランド駅で」(1998年)や、同じくアンダーソン監督のホラー映画の異色作「セッション 9」(2001年)を撮影したことで知られるドイツ出身のカメラ・ウーマンのユタ・ブリーズウィッツが、テレビシリーズのエピソードの演出を多数手がけて、監督の経験を積み、ついに長編の劇場公開映画に取り組んだ監督作「アメリカン・スウェットショップ」は…、
私生活もシッチャカメッチャカの大変だというのに、モデレーターの仕事として、恐ろしい犯罪の光景を撮影したのかもしれない動画を目にしてしまった主人公デイジー=リリ・ラインハートが、それを単に削除して終わらせることができず、凶行の主を探して、真相を突きとめなければ…!!と、ある動画にとり憑かれていく姿を通して、誰もが自由に投稿できるがゆえに当然、その代償としての闇と病みがつきまとうソーシャル・メディアの深みを描いた物語。
…とのことで、ネットにはウソとデマの誤情報や、フェイクの写真や動画が溢れかえっているわけですから、自分が見聞きしたものを、けして、鵜呑みにしてはいけませんが、果たして、デイジーが見てしまった「スナッフ・フィルム」つまり「殺人の記録」めいた動画の出どころと真贋は?!
ジェームズ・ガン監督がお気に入りの女優ダニエラ・メルシオール(「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー Vol.3」2023年)や、「イエスタデイ」(2019年)のジョエル・フライたちが共演した「過酷な仕事だというのに、労働者を低賃金で酷使する搾取で、資本家の経営者たちだけが儲けて、肥え太っているアメリカのブラック企業」は、そうしたネットのブラック企業の本場の北米では初秋の9月19日から限定公開で封切りの予定です。
参考までに…ですが、以下のようなニュースも伝えられています。
ReplyDeleteネットの安全守るモデレーターの過酷な実態 アダルトサイト担当者は「毎日見させられてPTSD発症」
🔗 https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2508/15/news043.html