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Showing posts with the label 2025.6.17

Billy's footnotes 💬 Day 168, 2025

🏳️ Reacher

Former President Joe Biden happened to visit the restaurant where the Season 4 of 'Reacher' filming.

ペンシルヴェニア州では今日の火曜日の6月17日の朝に、ジョー・バイデン前大統領が地元フィラデルフィアのフレンチ・レストラン「パーク」で、朝食を食べようと思い、ごく当たり前に家族と一緒にやってきたところ…、

Amazon Prime Video の最大ヒット作「リーチャー」のロケに使われていたことから、ジャック・リーチャーのアラン・リッチソンと偶然に出くわしてしまった!!というのが、今朝の大きな話題となっています。アランをはじめ「リーチャー」のスタッフのみなさんは、ジョーと小一時間ほどオシャベリをさせてもらったとのこと。撮影を見物していたひとたちは、黒塗りの SUV のクルマが現場にやって来たので当然、誰か出演者のスターだろうと思ったのに、車内から現われたのがジョーだった想定外のサプライズにビックリし、えッ、どうして?!と、どよめいたそうです。なお…


現在撮影中のリー・チャイルド原作「リーチャー」のシーズン 4 は、2009年に出版された第13巻めの「葬られた勲章」のドラマ化。講談社文庫によれば…

深夜のニューヨークの地下鉄。ジャック・リーチャーの目前で絶命した女は国防総省に勤める民間の事務員だった。事情聴取を終えて、弟の警官と死の真相に迫ると、副大統領候補への指名も噂されているサンソム下院議員の存在が浮かび上がる。

ウクライナから来た謎の母娘とサンソム下院議員を繋ぐ歴史の糸とは何か。国防総省から持ち出されたメモリースティックには、どんなトップシークレットが残されていたのか。

…とのことで、Prime 会員の方は「リーチャー」シーズン 4 の完成をお楽しみに。
🏳️ Superman

According to James Gunn, the co-CEO of DC Studios, the real reason for the death of the movie industry is …

コミックヒーローものをパロディした大人向けの過激なコメディ映画の傑作「スーパー」(2011年)などで知られるジェームズ・ガン監督を起用したコミックヒーロー映画の王道「スーパーマン」を来月7月11日に全米公開する DC スタジオのジェームズ・ガン社長が「ローリング・ストーン」誌のインタビューに応じて…、

どうして、映画産業はもう死にかけのジリ貧になってしまったのか?、ぼくが思うには、その理由とは、人びとがもう映画を観たがらなくなってしまったからではなく、自宅で楽しめる配信の作品の質が向上したからでもなくて、最も大きな問題は脚本が満足に完成していないのに、映画の撮影を始めてしまうからだと思うんです。


…とのことで、つまり以前の大昔は新しいものや独自性のある作品を目指して、企画や構想をよく練り上げて、シナリオを執筆し、出来上がったシナリオをよくよく見直してから、実際の映画製作を始めていたのが、近年は配信市場の覇権の奪い合いとも関係して、映画やドラマが粗製濫造されてしまい、そのように映画やドラマを「作品」ではなく、言わば大量消費材の「商品」や「商材」として、大量生産するにあたって、手っ取り早いのは「続篇」や「リメイク」、あるいは「シリーズもの」ですから、このガン社長の発言とは別に…、

Netflix の配信コンテンツ「マンク」(2020年)などで知られる犬女優アマンダ・セーフリードが、いまの映画業界はお金儲けのことばっかり…、わたしはオリジナルの新作を演りたいのに、現状はもう「続篇疲れ」「シリーズもの疲れ」だから、もう本当にムカつく…などと発言したことも注目されているように、「新作」とは名ばかりの「同じ話のくり返しの焼き直し」の「再販」ばかりですから、賢明な映画通はもう、そうした次から次へと送り出される大量生産の商品をボンヤリと眺めて、人生の貴重な時間を無駄に過ごす「消費者」に成り下がるのを拒否し、本当に文字通り新しい「新作」や、創り手と出演者の「意志」と「意味」が込められた「作品」とだけ、つきあっていきたい「鑑賞者」であることに努めようと思い始めていますから、ガン監督の「スーパーマン」が、そうした映画通の眼鏡にかなう作品であれば、よいのですが…、


同監督の前作にあたる「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー Vol.3」(2023年)が、コミックヒーローものやシリーズもの続篇の枠を超えて、ひとつの映画として、実によく出来た脚本にもとづく優れた「作品」だった成果を振り返ると、とりあえず、「スーパーマン」は、この夏の観てみるに値するかもしれない映画のひとつに位置づけてもよさそうですよね…。