Billy's footnotes 💬 Day 248, 2025

🏳️ Left-Handed Girl

Trailer for Shih-Ching Tsou's Taipei-set family drama 'Left-Handed Girl' starring Nina Ye, Shi-Yuan Ma and Janel Tsai.

今年2025年5月開催の第78回のカンヌ国際映画祭の新しい創り手たちを紹介する「批評家週間」において上映され、2016年4月19日生まれの現在9歳ですから日本で言えば、いまは小学3年生にあたる台湾の女優ニーナ・イェちゃんが演じた「ぎっちょのイージンちゃん」がとってもカワイイ!!

…と人気を集めて、同映画祭の上映作品のなかでは最も愛らしいどころか、今年2025年公開の世界の映画のうち最もチャーミングな必見作として、絶賛されている台湾映画「左撇子女孩」つまり「レフトハンデッド・ガール」ですから、左利きの「ぎっちょの女の子」を、北米をはじめとする日本などの諸外国で独占配信する権利を取得した Netflix が、予告編を披露してくれたので…、


再来週の水曜日の9月17日に、本来の劇場公開映画として、映画館で封切るフランス版の予告編をあわせて、ご覧ください。小さな女の子を核とする作品だけに、ブルックリン・プリンスちゃんが注目された「ザ・フロリダ・プロジェクト」(2017年)の台湾版か?!みたいに受けとめる映画通の方もいるかもしれない「レフトハンデッド・ガール」は…、


その「ザ・フロリダ・プロジェクト」のほか、「アノーラ」(2024年)などでも知られるショーン・ベイカー監督のクリエイティヴ・パートナーとして、2004年公開の同監督の「テイクアウト」では一緒にメガホンをとって、共同監督をつとめたほか、その後の同監督の映画を製作してきた女性のプロデューサー(↓)の…

台湾の台北出身のツォウ・シンチンが、前述の「テイクアウト」以来となる約20年ぶりにメガホンをとり、単独の監督作品としては、これが第1作めの正真正銘の監督デビュー作にあたるものですから、「批評家週間」の新しい才能として、採りあげられたわけですが…、


「新人」のツォウ・シンチン監督は、ショーン・ベイカー監督の長年の相棒だけに、そのベイカー監督が製作を手がけて、シンチン監督と一緒に脚本を共同執筆し、ベイカー監督が仕上げの編集を担当しただけに、やはり、ベイカー監督との共同作業により生まれた作品と言えそうな「ぎっちょの女の子」は…、

地方での田舎暮らしを切りあげて、数年ぶりに都会の台北に舞い戻ったシンママのシュウフェン=ジャネル・ツァイ(「台北に舞う雪」2009年)と、彼女の娘の10代のイーアン(シーユアン・マー)と、まだ幼い5歳のイージン(ニーナ・イェちゃん)という「3世代の女性」たちを主人公にして…

夜市の屋台を借りて、商売を始めた母と、母とは別に怪しい人物が経営する店で働き始めた長女、そして、考え方の古臭い祖父から左手は「魔の手」だから使うなと、生まれつきの左利きを矯正される末っ子ちゃんが、それぞれの厳しい現実に直面しながら、それでもどうにか帳尻を合わせて、家族の絆を壊すことなく、新しい暮らしに馴染んでいこうと努力する「3世代の女性」の姿を軽快に描きながら…、

日本でも「ぎっちょ」という言葉が侮蔑的な意味合いにおいて誤用され、あたかも差別用語のように扱われたりもするように、「左利き」はよくないと決めつける祖父と、自分たち女ばかりの家族が苦労するのは自分の左手が呪われた「魔の手」だからなの…?!と悩んでしまうイージンちゃんを通して、女性は男性より劣ると決めつけられ、娘よりも息子の誕生のほうが喜ばれて、女性は低く扱われてきた家系と社会の「しきたり」といった新旧の価値観のあつれきが垣い間見えてくる…。

…といった物語らしい「ぎっちょの女の子」は、本国の台湾では来月10月31日封切り!!のあと、その興行がひと段落した翌月の11月28日に、Netflix から世界同時配信の予定だそうですから、劇場公開映画の「作品」なのに、映画館では上映されない地域の方は残念ですが仕方ないので、Netflix でお楽しみください。

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