▶ Teaser trailer for Kleber Mendonça Filho's Political thriller 'The Secret Agent' starring Wagner Moura

「壊れたアメリカの現実」を投影した新しい「地獄の黙示録」に例えられる「シビル・ウォー」を観た日から、あの映画に描かれたことについて、考えない日はない…と言ったら、ウソになる…。

…と、各方面からの圧力を恐れない「正直なアメリカ人」のジャーナリストたちがつぶやいて、昨2024年全米公開映画の最大の問題作に位置づけた必見作「シビル・ウォー」では、報道写真家を志望するジェシー=ケイリー・スペニーちゃんを取材班に受けいれるジャーナリストのジョエル役を演じて、存在感を発揮してくれたヴァグネル・モウラが引き続き、政治をテーマにして、地元のブラジルで主演した社会派のスリラー映画「ザ・シークレット・エージェント」が初公開した短めの先行版の予告編をご覧ください。


今から半世紀近い昔の1977年のブラジルで…ということは陸軍の将校の故エルネスト・ガイゼルが大統領だった軍事政権下の時代を背景にして、ヴァグネル・モウラが演じる主人公の40代の技師マルセルは、独裁政治の圧力から逃れて、息子と再会するべく、ペルナンブーコ州の港湾都市レシフェにやってきたのですが、ここもまた逃亡者にとって、けして安全な避難場所とは言えないことを思い知らされる…。

…と紹介されています。自ら執筆した脚本をもとにメガホンをとった創り手は、「バクラウ(地図から消された村)」(2019年)などのクレベール・メンドンサ・フィリオ監督。共演者には、ドイツ出身の国際スターのウド・キア(「アイアン・スカイ」シリーズ)が「バクラウ」から続けて、起用されています。今のところ封切りは未定ですが、現在開催中のカンヌ国際映画祭でのプレミア上映の結果が絶賛でしたから、いずれ各国で封切り、または配信されるのは間違いなさそうです。映画通の方はお楽しみに…!!

Comments

  1. 前述のようにプレミア上映が絶賛でしたから、現地フランスで今日の5月24日(土)に閉幕を迎えた第78回めのカンヌ国際映画祭では、国際映画批評家連盟賞に選ばれました。

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  2. さらに続けて、主演のヴァグネル・モウラが、今年2025年のカンヌの男優賞にも選ばれました…!!

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  3. さらにまた続けて、クレベール・メンドンサ・フィリオ監督に、今年のカンヌの監督賞が贈られました!!

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  4. ヴァグネル・モウラ主演のブラジル発の社会派スリラー映画「ザ・シークレット・エージェント」が、映画の格付けサイト Rotten Tomatoes に初登場し、まだ24名のジャーナリストだけですが、彼らのレビューにもとづく、支持率の初期値が100%の満点でした…!!

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